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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

魚の皮の香り

2006年06月07日(水)

 おすしを食べました。ちゃんとしたおすし屋さんのカウンターで。魚の皮って良い香りがするもんなのですね。生臭いなんていうけれども、鮮度の良い魚をちゃんと料理すると、ほんとになんとも言えない香りがします。それから酢で締めるとこの香りすばらしく素敵になります。

 横浜の元町を歩いてきました。元町ってもともと舶来品を扱っている町だったのですが、個人商店の多い通りって別に何も買わなくてもウィンドー・ショッピングが楽しいです。デパートのウィンドーと何が違うのだろうと考えて見ましたが、うまく言えません。おすしやさんのカウンターと回転寿司の違いかな?それとも違うし……。個人商店や専門店が並ぶ街がだんだん少なくなってしまったので、元町が楽しくなりました。知人と一緒に歩いていたのですが、ついついショーウィンドーを覗き込んでしまいました。お葬式の帰りで喪服だったんだすけどね。

 で、ちょっと生臭いものが食べたくて、知人と別れてからひとりでおすしやさんに入りました。魚の皮ってすばらしく良い香りだなあって、改めて思ったのはそのせいかしら?42歳でなくなった父の姉。つまり伯母のお葬式でした。78歳でした。父がなくなった時、伯母は43歳で今の私よりも若かったんだなあと思うと、ヘンな気がしました。それから元町で知人にあって、知人と渋谷で別れてから新宿にでて、一人でおすしを食べて帰ってきました。

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