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忘れてない?イラクの自衛隊のこと
2005年07月18日(月)
ロンドンでのテロ事件に続き、昨日はイラクで大規模なテロ事件がありました。テロ事件があるたびに「テロには屈しない」という言辞がひとり歩きしてしまいます。そうこうするうちに、イラクから自衛隊を引き上げるタイミングを逸してしまうのではないでしょうか?
「テロには屈しない」といわざる終えない状況があるのですから、サマワの自衛隊を引き上げる期限をきちんと決めるべきなのです。一時、12月には引き上げという説がかなり信憑性の高いものとして流れていましたがこの頃、消えてしまいました。
テロ事件のたびに、テロの原因をなくすことも必要だとして「貧困撲滅」などが上げられていますが、どもうこちらの意見もピンと来ないのです。ほんとうに問題は「貧困」にあるのでしょうか?ロンドンでもニューヨークでも狙われたのは金融街でした。「金融」に対する憎悪と「貧困撲滅」が一直線には繋がらない感じがします。
7月14日のパリ祭にフランス各地で起こった騒乱といい、断片的な情報は日本の新聞も伝えているのですが、そうした事件の裏で動いている思想的哲学的変容はほとんど伝わってきていません。物を考える手がかりが伝えられていないのです。
伝わってくるのはアメリカ政府高官の談話ばかり。派遣する時には賛否両論であんなに大騒ぎしたイラクの自衛隊も、どうかすると引き上げが難しくなりかねないのに、引き上げ時期の明示するように政府に迫ることはないというのも、ちぐはぐな状況に思えます。これも物を考える手がかりを失っているためでしょうか?
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