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個人情報保護法
2005年06月21日(火)
ご近所の大事件もさることながら、アメリカでおきた個人情報の流失事件は日本のカード利用者にも大きく影響しそうな様子です。ひょっとすると私にもかかわりがでてくるかもしれません。ビザもマスターも利用者のひとりですから。
個人情報保護法というのはもともとこうした事態に備えるものであったはずですが、なんだカヘンテコリンなことになっています。以下、個人情報保護法が施行されてからの「なんだそれ!」
明治大学へ必要があって成績証明を取りに行きました。3月31日までは私は明治大学政治経済学部非常勤講師でもありました。もちろん、学部の職員さんとは顔見知り。どころか、学生時代から知っている顔です。で、「本人証明」が必要ということで、ううん、困ってしまいました。お互いに本人であることは充分、わかっているんですが・・・。なんだそれ!
マンションの敷地内に放置されたバイクの持ち主を知るために市役所に問い合わせをしました。「個人情報なのでお教えできません」というお返事。かわりに市役所から持ち主へ連絡してくれるということでした。同じマンションの住人の持ち物であることまではわかっているのですが、それ以上は教えられないのだそうです。 なんだそれ!
火災や地震などの災害の時に備えて、マンションにどのような人が住んでいるのか知りたいのですが、これが個人情報ということでなかなか調べられません。ご老人はいるのか、介護の必要な人はいるのか、小さい子はいるのか、こういうことが解ってないと集合住宅では、災害時に対応がむずかしくなってしまいます。でも個人情報保護法が・・・。 なんだそれ!
この法律は施行前から欠陥や不備がたくさん指摘されてました。ほんとうはデジタル社会の中で個人の情報をどう守るかが法律の目的であったのに、ジャーナリズムから政治家のプライバシーを守る方向へ、奇妙なかたちで改変されました。 これが最大のなんだそれ!です。
こんな法律を作るとそのうちに誰も法律を守ろうて思わなくなっちゃうよ。
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