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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

交渉人 真下正義

2005年05月18日(水)

 「踊る大走査線」シリーズのから出た「交渉人 真下正義」を見てきました。月曜日の新宿コマ劇場、最終上映。やっぱりアベック(ふるいことばだ)が多いです。客席は七割り程度の入り。

 映画はずばり言ってこのシリーズの中ではいちばんおもしろかったです。国村隼や寺島進と言った映画俳優といえる俳優さんが加えて見ごたえがありました。爆発物処理班の松重豊もよかったし、小泉孝太郎もなんだか大人っぽくなっていました。それから群集シーンがお金がのかかった映画だなあと思うくらい迫力がありました。あと空撮もいいなあっていうシーンがたくさんありました。そういう役者の出てこないシーンで、東京の暮らしも悪くないと、いや、もっと積極的に東京をいとおしいと思わせておいて、だから地下鉄や都市を犯罪から守ろうとする登場人物の気持ちに厚みがでるという構成でした。

 個人的には小泉孝太郎がちょっと好きになったかな。これまでは「あ、出てる」くらいの印象しかなかったのですが。それから、寺島進がボレロを演奏している最中のシンバルの奏者を後ろから羽交い絞めにするシーンでは思いっきり笑ってしまいました。表情がいいんで。

 歌舞伎町に足を踏み入れたのは久しぶりでした。

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