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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

おでかけ三種の神器

2005年05月13日(金)

 財布と鍵と携帯電話。これが近頃のおでかけ三種の神器です。どれを忘れても困ってしまうのですが、おとといは携帯は置き忘れるは、鍵は家に置きっぱなしのまま出てしまうはで、さんざんでした。どうも家に人がいるときが危ない。とくに鍵を持たずに出てしまうのは決まって家に誰かいるときです。

 出かける時は息子が家にいたのですが、帰ってみると家は誰もいません。で、かなり夜中近い時刻になっても息子も娘も帰ってきません。どうかするとそのまま家に帰らない日もあるので、日付が変わらないうちにどこかホテルに泊まるというような決断をしなくちゃならないかなと考え込みながら、駅前のコンビニで時間をつぶしていました。いつのまにか、公衆電話の数が激減したので、電話のあるコンビニで時間をつぶしていたのです。

 そこへリュックサックを背負った娘がふらふらと入ってきました。思わず、リュック・サックをむんずと掴んでしまいました。聞けば、一度、家に帰ってこれからともだちの家にでかけるところだということでした。どうも私が公衆電話から家に電話をかけたのは、彼女が家に戻る寸前と、家を出てからだったみたいです。やれやれ。彼女がともだちの家での飲み会へ持ってゆくおつまみを買おうとしなければ、危うく一晩家から閉め出されるところでした。結局、息子のほうは帰ってこなかったのですから。

 で、息子曰く「携帯を忘れちゃだめだよ」
お前さんが帰ってこなかったのがそもそも、まずいのだろう。ぷんぷん。どこをほっつき歩いていたんだ。

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