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あんまり好きじゃない単語
2005年02月06日(日)
「うさぎとトランペット」にも「楽隊のうさぎ」にも宣伝文句は「成長」という言葉を使っています。本の宣伝は出版社におまかせしています。それに私はどうも解りやすい言葉というのが苦手なので、わかりやすくなくちゃいけない宣伝文句はおまかせしたほうがいいと考えています。
で、「成長」なのですが、この単語があんまり好きじゃありません。単語を差別しちゃあいけないのかもしれませんが、子どもの頃「成長したな」って言われると妙に腹が立って仕方がなかった。植物じゃああるまいし、成長なんかするもんかと思っていました。「都合良くなってくれたね」って言われているような気がしたのです。早く大人になりたいとは思っていました。なにしろもう充分一人前で、「大人」という資格さえ授与されれば充分と考えていたからです。
「成長」のかわりに「一人前」という言葉は好きです。赤ちゃんでも「一人前」3歳でも「一人前」であるのに、45歳でも「半人前」になっちゃったりするところが大好きです。一直線な感じがする成長よりもぐるぐる回ってくねくねしているので。5歳くらいの男の子なんて「おうおう、いっちょうまえに、やっておるわい」という感じで、公園の木に蹴りを入れたりしていることがよくあります。あれは「一人前」と「半人前」の間くらいかな。
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