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カチカチ
2015年10月14日(水)
ネトウヨのほかにビスネスウヨと呼んでもいいような人々もいるんじゃないかな。原発政策堅持派とか武器輸出賛成派とか。もろもろ 1970年代後半の高校の教室には中国は南方戦線へ従軍経験を持つ先生がまだ教壇に立っておられた。国語を担当されたある先生は「僕が教科書を読むとカチカチなるけれども笑わないように」とおっしゃった。顎の下に戦線で受けられた銃弾が残っているとのこと。 先生の頭蓋骨には戦後30年以上、カチカチという音が響いていたのだ。もちろん、そんな音は生徒に聞こえるはずがない。戦闘の中で敵兵を撃つこともあったにちがいないことを生徒は想像した。が、先生はそんなお話はなさらなかった。 1970年代後半の高校の教室に、父親の酔態に悩まされている友人がいた。ある時そっと告白してくれたのだが、その友人の父親は酔うと、朝鮮半島でいかに不逞の輩を切り殺したかを微細に語るのだそうだ。具体的な方法を話されるのに悩まされていると言っていた。忘れられない光景があったのだろう。 「なんで人を殺してはいけないのかわからない」と発言した17歳の青年がTBSの筑紫哲也氏の番組に登場したのは1997年の神戸連続児童殺傷事件の時だったか。それで、人を殺した経験のある人がいっぱいいた時代に教育を受けたことを思い出した。戦後30年くらいまではそういう時代だった。
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