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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

百年一緒に居ましょう

2013年03月21日(木)

 昭和10年(1935)8月生まれの母が初節句に親戚の人から贈られた御雛様の掛け軸です。だから昭和11年(1936)のもの。表装がぼろぼろになっていたので昨年、西荻の数奇和さんでなおしてもらいました。
 このお雛様が送られてからあともうちょっとで100年。100年一緒にいたいなあと。

 最初に見せてもらった時にはまんまるっちい、へんなお雛様だと思いました。現代の好みとは違うから。とくにお顔がおたふく顔で、今ではこんなたおふくは描ける人もいないかもしれません。御雛様は御節句を過ぎても出しておくと娘が行き遅れると言いますが、その娘は昨年の春、結婚したので、安心して御節句を過ぎても眺めています。娘と一緒に我が家にやっておきたお婿さんにも披露。100年一緒にいてもらうように頼んでおきました。

 そんなに立派な絵ではないのでしょうけどね。せっかくここまで持ってきたのだからと。

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