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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

この週末も雪みたい

2008年02月07日(木)

 伊藤さん、昨日の東京は朝から小雪が舞っていました。ちらちらちらちと一日中、降り続いていましたけど、積もるようなことはありませんでした。

 この週末も雪だそうです。寒い。寒い。

晴れました

2008年02月04日(月)

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 今日はよく晴れました。まぶしいほどです。

 家の周囲は昨日の雪が凍って、つるつるすべります。歩くとペンギンの苦労がなんとなくわかります。

明日は立春

2008年02月03日(日)

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 明日は立春。さてそろそろ芽を出さなくちゃ。

 伊藤さん、今日の東京は大雪ですよ。この雪は今夜まで降り続くそうです。中国に大寒波をもたらした寒気団が日本列島の上空まで移動してきたようです。今日は東京でも滑ったり転んだり、がけ下に落ちたりする車や人が続出するでしょう。

 先週の東京の雪の時は那覇にいました。那覇の気温は20度。暖かいというよりも、初夏か初秋の涼しい風が吹いているような感じでした。
 ホテルで朝ごはんを食べて、部屋に戻ってからお風呂に入り、涼んでいると知人から携帯に電話が入りました。「何をしているの?」という質問だったので「お風呂から出て涼んでいる」と答えると「雪が降っているのに、そんなことをしたら風邪を引くぞ!」と言われてしまいました。自宅で電話に出ていると思っているから。「だって那覇にいるんだもん」って、ちょっと得意。ま、子どもみたいなものですね。

 冬の沖縄には一度行ってみたいと思っていました。観光客が多いのと、修学旅行生がたくさんいたのは意外でした。沖縄の桜は本島の北のほうから咲くのだそうです。で、1月末には桜祭りが始まるという話でした。気温は20度あったのですが、空は曇り空で、この雲の色がカシミヤのセーターみたいに柔らかでした。棕櫚の木もタコノキもガジュマルもアダンも涼しい風に、息をついているようにすくすくしていました。

 今年は那覇でも「冬が来ない」というほど、暖かだそうです。私が出かけた前の週には気温25度という日もあったと聞きました。それって夏でしょう。来年は今帰仁の桜を見に行きたいなあって思いました。

学期末

2008年01月31日(木)

 がけした……。

 ひとりごとでした。

我が目を疑う

2008年01月25日(金)

 安房高校が21世紀わくで春の選抜高校野球大会にでるみたい。ネットのニュースで見つけました。ニュースが出たばかりだったので、しばし、我が目を疑いました。我が母校です。はい。県立だから、それほど野球が強いってわけではないと思い込んでました。21世紀わくとはいいながら、選ばれるのは、相当の成績を残したいたんでしょう。

 いまごろ、大騒ぎになっているではないでしょうか。

 私が在学していた頃も(もう30年も前だ)一度だけ千葉県大会の決勝に残ったことがありました。そういえば、あのときも千葉テレビの中継のアナウンサーが26年ぶりって言ってました。そうしてみると30年に一度くらいは、そういうこともあるってことなのかしら。

 ここ数年、甲子園の野球を見ることが少なくなりましたが、今年の春は「どれ、どうなっているのかな」なんてテレビを見て、スタンドに昔の先生の顔を発見したりするのでしょうか。仮に30年に一度だとすると、次の機会には、テレビ中継の画像に懐かしい人の顔を発見したりするのは不可能だろうから、やっぱり見なくちゃ。

灯油1缶(18L)1950円でした。

2008年01月20日(日)

 明日は雪が関東地方でも降るそうです。座っていても膝のあたりがしんしんと冷えてくる寒さで、どうやら雪の予報は当たりそうです。

 灯油を買いました。一缶(18L)1,950円でした。こんなに高額だとエアコンの暖房をつけっぱなしにしたほうが絶対に割安でしょう。金曜日(18日)に大阪から帰る新幹線のなかで見た電光のニュースでは原油市場の価格は少しさがったということでしたので、このあたりの値段が最高値ということになるのでしょうか。だとしても、もっとも寒い時期に最高値にならなくってもいいのに。

 根引き松と啓翁桜(さくら)を花屋さんで買ってきました。松はお正月に使った若松をそのまま使おうかと思っていたのですけど、さすがに昨年末に生けた松ですから、松葉がだいぶ乾燥していました。

 それにしても異常なくらい高い灯油の値段です。

女湯に入ったなまはげ

2008年01月15日(火)

 子どもの時から新聞の小さな雑報を読むのが好きでした。そういう人ってけっこういるみたい。大学で助手をしてくれている深野女史も、いろんな雑報を見つけてきます。

 今日、驚いたのは、高速の外郭環状線で、トラックの積荷が爆発したってニュース。うちの近くです。しかもよく通る場所でした。で、トラックの積荷が煙を上げ始めて、しばらくすると爆発したそうです。けが人はいなかったみたいだけど、そばにいたらびっくりしただろうなって。

 あと、なんだか複雑の気分になったのは、温泉の女湯に闖入したなまはげのニュース。お正月に旅館に泊まっている人に見せるために、なまはげがロビーで踊りを踊ったのだそうですけど、そのうちの一人(なまはげは一人二人と数えるのかしら)が女湯に入って、女の人の身体を触ったそうです。この事件で地元の神社の宮司さんは「子どもに礼儀を教ええるなまはげがなにをやっているんだ!」ってかんかんに怒っているとこのこと。

 うちの娘も「それはないでしょ」って憮然としてました。それはそうだけど、酔っ払った勢いでばかなことをしちゃったなまはげさんが、今頃、しゅんとなっているのを想像するとなんだか複雑な気分になりました。出来心だから赦してあげるってわけにはいかないみたいだし、たぶん、そう深い考えはなかっただろうことは想像がつくし。世の中っていろいろあるもんですね。

お菓子の家

2008年01月14日(月)

 子どもの時は、お菓子の家というものを見てみたいと思っていたし、もし、あったら食べたいとも考えていた。

 でも、今はお菓子の家に出っくわしたら「げげげ」ととたんに胸焼けがするだろうなと二日酔いの息子に向かって言ったら
「和菓子の家だったら、どう?」と言う。
 ここで馬鹿息子は、宮城道夫の「春の海」を口しゃみせんでやってみせた。
「そんなお菓子の家だと、魔女がファッションに困るだろう。伝統的魔女ファッションは着ることができないし、和服は似合わないし」
「だったら、鬼婆に代理を頼むしかないね」
 昨日、音楽会に出演してまだ二日酔いがなおっていない馬鹿息子はそう言う。
「鬼婆ってぼろを着ているんでしょ」
「馬鹿、絵本の鬼婆はたいてい年に似合わない若作りの小袖を着ているもんです」
「あ、そうなんだ。やっぱ和菓子の家だね」

 それで和菓子の家で魔女は誰を捕まえるのかな?

 二日酔い息子とのわけのわかんない会話でした。

おなか山

2008年01月13日(日)

 夢を見た。おなか山に遠足をした夢を見た。おなか山に登りながら(夢のなかでは誰のおなかかはっきりとわかっている)ああ、これはおなか山だ、おなか山だと感心していた。
 で、おなか山にとことこと登って、そのてっぺんでおにぎりを食べた。ぼよんぼよんしながら、足をぶらぶらさせて、おにぎりを食べていた。

 で、目が覚めてから、これが初夢じゃなくてほんと良かったと胸をなぜおろしていた。

伊藤さん、伊藤さん、援軍が来ました。

2008年01月12日(土)

 伊藤さん、伊藤さん、今日の東京は空は灰色で冷たい雨が降っています。お家を暖かくしていればなかなか気分の良い日です。で、お知らせです。援軍が来ました。なかなか力強い援軍です。文芸評論家の日比勝敏さんのページを作りました!「耳かくしの本棚」です。「耳かくしの本棚」では、日比さんが書いた評論、書評をご紹介します。

 07年に日比さんが書いた書評を見ていると「文学の衰退」とか「文学の閉塞」なんて、うそだなあって感じます。新しく書き始めて人は、新鮮な感受性を示していますし、松浦理英子さん、佐伯一麦さんと私が20代からお付き合いいただいている人たちは、ちゃんと「ある時代」をくぐりぬけて現在にいることの意味の心地よさを感じさせる作品を発表しています。こういう力強い援軍が、来たので、伊藤さんゆっくりとネット依存症を癒してください。あ、書かなくていいなんて、言ってませんから。「伊藤製作所」の日記も楽しみにしてます。無理をなさらないように。

 そういうわけで、私は静岡新聞の連載ストックが底をつきそうなので、湿った冬の雨の匂いをかぎながら、パソコンをがんがんうたなくてはなりませぬ。それじゃあ、皆さん、また、あとで。

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