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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

花の波

2008年04月01日(火)

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 雨が降って、風が吹いて、また雨がふって、風が吹いて
さくらが散り始めました。花の波です。

さくら色の雨が降って

2008年03月31日(月)

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 朝、目をさましたら桜色の雨が降っていました。ちょうど知人から電話があって
「さくら色の雨が降っているよ」
と言ったら
「こっちはどしゃぶり」
だそうです。とてもさくら色どころじゃない。バケツで水をまいているような雨だそうです。

 午後からは晴れ上がりました。

 今日は全国的に寒かったみたいです。さきほどニュースを見ていたら、山梨の富士吉田市では雪が降ってました。

 24日の法政大学の卒業式の日の次の日にさくらが少し咲き出して、飯田橋の地下鉄の出口あたりで、さくらの花を携帯のカメラで撮影している人をたくさん見かけました。
 26日の午前中、上野の精養軒のテラスで、あたりいったいさくらが咲いてゆくのを眺めていました。この日はものすごく暖かでした。28日は夕方、雨が降ったにもかかわらず、外堀土手にはお花見の一団がいました。29日、豊島園でお花見をしました。豊島園はさくらが咲くと16時以降、入場無料になるのを教えてもらいました。30日は光が丘公園を横切って下赤塚のお風呂の王様に行きました。帰りは光が丘公園から、IMAのショッピングセンターまで歩き、大きなうどを買いました。すると雨。タクシー乗り場で車を待ってもなかなか来ないので、傘を一本買って家まで歩いて帰りました。もちろん光が丘公園のつっきって歩いてきました。
 光が丘公園のお花見の人は雨のおかげですっかり姿を消していました。さくらだけが夢のように咲いている静かな公園でした。
 さくらが咲いてから、冷たい雨が断続的に降っています。

さくらが咲きました

2008年03月28日(金)

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 東京はこの3日の間にさくらが満開になりました。

 甲子園では、安房高校と宇治山田商業の試合で、試合開始直後に目を疑うようなホームラン。信じられないことばかり。試合そのものは逆転さよなら勝ちをされて、なんとなくほっとしたというのとも違うのですけど「そうか、そうか」という感じでした。

 10年ぶりくらいの大泥酔。時々、思いがけない酩酊に襲われることがあります。それもこれもさくらが満開になったせいのような気がしました。

 法政大学の前の外堀の土手では、背広姿のサラリーマンのおじさんたちが連れ立って、散歩をしている姿をみかけました。あんまり急速にさくらが咲いたから、人間のお花見の都合をあわせられなかったんでしょう。

卒業おめでとう

2008年03月25日(火)

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法政大学の卒業式でした。

人生には良いことも悪いこともあります。良いことだけの人生もつまらないし、悪いことだけの人生もつまらないものです。悪いことのあとにはきっと良いことが、良いことのあとには、少しだけの悪いことと、そのあとのもっと良いことが待っていると信じて。がんばって下さい。それではみなさんごきげんよう。

紫色がどよめいて

2008年03月23日(日)

 昨日の読売新聞夕刊一面の記事のタイトルは「まってました。桜もメジャーも選抜も」でした。

 昼過ぎにテレビをつけて甲子園の第二試合の実況を聞きながら大量の洗濯物をやっつけ、ベランダの植木鉢に水が足りないのを発見して水をやり、その途中で米屋さんに電話をかけてお米を注文し、ついでに洗濯機を回し、台所の流しに洗う物の山ができているのをぼちぼち片し、とまあ、一週間分の家事が滞っていたのと格闘していました。で、第三試合になったら、テレビの前に乾きあがった洗濯物の山を積んで、それを片付けながら、安房高と城北高の試合を見るぞと掃除機をかけたところで、第三試合の中継が始まりました。
 
 正直に言って、これを見逃したら、きっとあと100年くらいは甲子園の中継で母校のユニフォームは見られないだろうという心境でした。だって32年前に千葉県大会に決勝戦に出たときには、銚子商業に20点以上の差をつけられて、誰も一塁に出塁しないまま終わってしまったのですから。

 洗濯物の山の向こうにまず見たのが安房高女子の新しい制服。ダブルの上着というのは変わってないれども、ちょっと良いボタンがついてボタンの数も4つから6つにふえてました。それに臙脂のネクタイが加わっていました。ふむふむ。こういう制服になったのね。アルプススタンドは紫の塊。全部、紫に染まっているので、驚きました。NHKのアナウサーは「ともに攻撃的な守備が特徴の学校です」と解説。はて? 攻撃的な守備? それじゃあ、決着がつかないじゃないと、ぶつぶついいながらまずバスタオルを5枚ばかり畳むことに。

 ブラスバンドは絶対城北高のほうが上手でした。ちゃんとトランペットの音がグラウンドに響き渡っていました。攻撃の局面が変わった時に、演奏の曲をすばやく変えても音が安定しているブラスバンドでした。たいして我が母校の紫集団。聞こえるのは迫力のある大太鼓の音。「紫のアルプススタンドが喜んでいます」ってアナウンサーが言っていましたけど、ほんとにちょっとしたチャンスでも大喜びのどよめきが伝わってきました。その間に、シャツ、パンツ、上着にズボンにパジャマと洗濯物をたたんで片付け、ひょっとして、ひょっとしてこれは勝てる試合なんじゃないか? と思い出したのは4回表の攻撃の時くらいから。

 時計の針は16時30分に近づいていました。今日は法政大学のゼミの追い出しコンパ。17時30分に市ヶ谷駅集合。ああ、行かなくちゃ。でも試合も見たい。野球の試合以上に、紫の塊が大喜びをするところを見たい。と思いつつ、後ろ髪を引かれながら、地下鉄に乗り市ヶ谷に。野球の試合は夜のニュースでもハイライトシーンを見ることができるけれども、紫の塊の大喜びはライブでしかみられないからなあと、思いつつも、でもだんだん後半になると喜ぶよりがっかりするシーンになっちゃうかもしれないし、と考えながら市ヶ谷駅に到着。

「誰か甲子園の野球の結果を教えて」
 と御願いしてみました。
「え、第二試合ですか」
「第三試合の結果」
「まだ第三試合の結果は出てませんよ」
 やっぱり最後まで試合を見ていたら、大遅刻をするところでした。
「あ、第三試合の結果が出てます。2−0ですね。しかも9回表に2点とっているから、これって見ていたらそうとうおもしろ試合だったでしょう」
「やっぱり勝ったか。ばんざい」

 さぞや、紫の塊は大喜び、大歓喜だったでしょう。見られなくって残念。あ、でも、勝ったってことは、もう一試合甲子園で、安房高の試合を見ることができるんだ。昼までは100年に一度だぞって思ってましたが、これで100年に2度になりました。きっと次の試合の時はあの紫の塊がもっとおおきな塊になっていることでしょう。

甲子園のチケット

2008年03月22日(土)

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 本日の第3試合 熊本の城北高と安房高の試合です。

 熊本、静岡、東京でさくらが咲いたということです。

安房高応援グッズ

2008年03月21日(金)

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 知り合いが安房高応援グッズの写真を送ってくれました。

 丸の内でタクシーに乗って、武道館のわきを通り、一口坂まで行きました。武道館では専修大学の卒業式が終わったところでした。日本武道館を卒業式に使う大学は曜日に関係なく毎年同じ日にちと決まっているそうです。ちなみに法政大学は24日。

 はかま姿のお嬢さんたちが大勢信号待ちをしていました。お堀の桜のつぼみは赤く膨らんでいました。

 で、タクシーの運転手さんと着物の話になりました。千葉のほうのお家に曾祖母さん祖母さんお母さんと三代の着物をしまってある長持があったそうです。今はもう誰も住んでいない家で、そこに泥棒が入り、丸帯と鼈甲の櫛だけを盗まれたというお話でした。お金になるものだけを選んで盗んでいったみたいです。
「運転手さん、千葉って、どのあたりのお家があるのですか」
 とお尋ねすると
「僕んちは保田です」
 と言うので
「じゃあ、安房高が甲子園にでるのをご存知でしょう」
 と着物から野球に話題を転じました。
「僕、安房高なんです」
 というお返事でした。ここで車は一口坂に到着。
 あの運転手さんもラジオで、中継を聞くのでしょうか。こんな偶然もあるのです、

なんと我が母校は

2008年03月14日(金)

 我が母校(安房高校)は熊本の城北高校と一回戦で対戦することになりました。甲子園の春の選抜高校野球の話です。それにしても一回戦が熊本じゃなくてもよさそうなものなのに。伊藤比呂美さんとのご縁とか、熊本日日新聞の「おたあジュリア異聞」連載とかいろいろ熊本とはご縁があるものです。あ、そうか縁があるから一回戦は熊本とぶつかったわけか。なるほど、なるほど。

もうすぐ春ですね

2008年03月09日(日)

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 年末に買ったミニ葉牡丹がぐんぐん伸び始めました。なんだかおもしろい!て子どもたちが言っていました。葉牡丹が伸び始めてつぼみをつけるともうすぐ春です。

若ごぼうをいただきました。

2008年03月07日(金)

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 大阪の尾川さんから若ごぼうを送っていただきました。根っこを食べるのではなくて、茎を食べるごぼう。さっそく尾川さんのおすすめにしたがった掻き揚げにしてみました。なにより緑色がきれい。薄いころもをつけて油で揚げると茎の緑色がいっそう冴え冴えしました。蕗に似ていますが、味は柔らかで、ほんのすこしだけごぼうの香りでしました。春のお野菜です。

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