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テリトリー論

2011年02月28日(月)

姻戚のいた数日間、なんとなく不機嫌度があがってくすぶったみたいになっている自分に嫌気がさして、いろいろと検証してみたのだが、つまりそれは(前々からわかっていたように)自分のテリトリーに踏み込まれていることに対する反感にすぎないのだな。もっと流動的にものをとらえて、テリトリーがなんだ、いいじゃないか、貸し与えれば、いずれ返してくれるんだし、人に貸して減るもんじゃないし、と思えればいいのだが、なかなかそう思えないのは不徳の致すところである。貪も瞋も癡も、つまり各種の嫉妬も、みんなポイントはそこだ、と思ってるけどなかなか行動にはうつせないていたらく。テリトリーとは、つまり「あたしはあたしよ」ということなのであり、それについては名人と思っていたあたしだが、実はまだまだなのであった。ちなみに名曲スーダラ節でも、「わかっちゃいるけどやめられねー」の箇所はつらくて聞く気になれないが、「ほれスイスイスーダララッタ」の箇所は気が楽になって好きである。タケやニコを見ていると、自分のテリトリーによそものが踏み込むやいなや、何も躊躇もなく、がおがおがおがおと食ってかかっておる。潔い。むしろああいうものにわたしはなりたいのかも。

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