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病児とハウルとゲルの解体
2011年02月02日(水)
きのうからトメが病気。この人はもともとがぐーたらなのでここをせんどと思いっきりぐーたらしておる。やっぱり病児の世話はしてやらなくちゃいけない上に、あたしは日本行きの準備で洗濯やら冷蔵庫や冷凍庫の片づけやら植物の世話やら、つまりゲルの解体であたふたしておるが、友人Nの苦境にくらべればたいしたことじゃない。片付けの最中に「ハウルの動く城」が出て来たので、ついトメと二人で見始めてしまった。意外なところでクリスちゃんに。トメさまさまである。でもトメは、ジブリはぜったい日本語にかぎる、と目黒のサンマの殿様のようなことをいって、冷酷にもとちゅうで声を日本語にしてしまったのである。キムタクの声にくらべたらクリスちゃんの声はすごく低い。こっちのアニメは女の声も低い(でもこれは倍賞千恵子だからもともとそんなに高くない)。法華経の如来寿量品の自我偈はだいたいできたけど、どうしてもわからないところがある。鳩摩羅什訳には、サンスクリットから訳とま反対のことをいってるところがある。どのサンスクリットから訳をみても、サンスクリットから英訳をみても、鳩摩羅什とちがうのである。鳩摩羅什、いちど会ってみたい人のひとりだ。あたしは鳩摩羅什についていくしかない。それにしてもNがどうしているか気にかかる。
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