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ベールと落日とうみべのタケ
2011年01月19日(水)
そういえば数独をやりながら、べーラーとしては、ベールのゴールデングローブ賞を祝っていたのである。twitterあきたのかという問い合わせがあったが、あきたというより諸般の事情で行けてないだけ。またいつか再開する。 おととい、5時ごろ、スーパーから出てきたら、空いちめんが、紫の、黄色の、桃色の、橙色の、朱色の、臙脂色の、雲で彩られており、背景は群青色で、そのなかにぽかんとま白い月が浮かんでいた。あんまりの色の乱舞に仰天して、いそいで海に見にいったが少し遅かった。それできのうは計画的に入り日の時間を調べて海辺にいった。トメとトメの友人と犬たちもつれていった。タケ、若い頃はデルマーの犬用ビーチ(リーシなしの犬がうじゃうじゃいる)によくつれていったものだ。ボールを投げてじゃぶじゃぶ泳いで取ってくるのが好きだった。もう何年もいってない。タケは犬嫌いで、よその犬に近づいてこられるとけんかになりゃしないかとつねにびくびくしてなきゃならず、犬好きの犬を持った飼い主にはこの苦労はわかってもらえず、しつけの問題だと思われるのも業腹で、ニコが来てからは行かなくなった。ニコは犬好きだが、犬嫌いのシェパードと暮らして多少表現が屈折しておる。それで誰彼かまわずシェパードのように吠えかかるので(でも声はかん高い)やはりとてもめんどくさいのである。きのう行ったのはリーシつきでOKのカーディフの海辺。浜に立つなり、タケの表情が変化して、「おぼえてる、おぼえてる」と無言で言った。波打ち際に来ると「前にきた。おもしろかった」と。それでリーシつきで、波の浅いところを行ったり来たりした。「これは波だ」「これは寄せたり返したりするんだ」「これは濡れるんだ」「ボールを取ってくるんだ」「すごくおもしろいんだ」とどんどん思い出してきて、やがてあたしといるよりトメといるほうがおもしろいということも思い出し、がうがうとニコを脅してトメを奪い取り、トメにつれられておしりをふりながら(よろこび)、さんざん寄せる波にむかって走り、波の中に入り、濡れまくり、水をはねちらかし、終始無言で、でもほんとうに楽しい思いをしたのである。あんまり楽しかったので、帰りの長い歩きも不満をいわずに歩きとおせた。いつもは50メートル歩くのもかったるそうに歩く(でもサッカーはいつまでもやっていられる)。入り日はゴージャスだったが、雲ひとつない空はクリアすぎた。おとといのほうが複雑で凄かった。
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