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風車とにしんと一人の冒険
2010年06月16日(水)
宿題の多い詩祭、いざはじまってみたらとっても楽しくて毎日熊本にいるときみたいに社交的な生活をしておる。ひとりでごはん食べるのがすごくいやなので、みんないっしょに食べるシステムはとてもたすかる。詩人というのは基本的にみんなある程度シャイで、気のいい人たちで、おだやかで人と人との間にかすかな距離をつくるのがうまくて、しかもすっとんきょうなところがある人たちだ。どの言語でもどの文化でも。オランダ詩人のYンにはさんざんオランダの歴史、政治、サッカー、王室、宗教など講義をしてもらったので、ここにいる人たちのなかでいちばんくわしいかも。きのうはすべてがオレンジ色なので、すわ、ハロウィーンの月命日かと思ったくらいだ。きょうはぽかりと予定がなかったので、朝から苦労してキンダーダイクという風車群のある世界遺産にいってきた。車かりてと思ったら借りられなくて、しかたがないので公共交通機関(船)をのりついで行った。結果としてはいい手段だった。河の交通はとてもよかった。風車群はすばらしかった。コウホネとスイレンがあった。クマツヅラ科もムラサキ科もゴマノハグサ科もセリ科もサクラソウ科も(どれも名前を知らない)とてもよかった。いろんなことを考えながら2万歩以上歩いた。帰りにへとへとでおなか減っててビールのみたかったので、ビールは酒屋でいいやつを調達したが食べ物が買えなくて、ふと立ち寄った揚げ魚屋で、なんと懸案のにしん(今が旬なので、みんなから食べろ食べろといわれてきた)をみつけた。それと、魚屋にこれもオランダ名物とすすめられたうなぎのマリネみたいの、それとKroketとあったからつい注文したの(あたしはコロッケが生卵のつぎに好き)を買って帰ってホテルでビール飲みながら食べた。にしん、青魚が苦手なので、ダメかと思ったが、ぺろりと食べられた。塩がきいてて新鮮で甘くて実にうまかった。コロッケはエビクリームコロッケだった。疲れはてて夜の朗読(人の朗読)いけないかも。
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