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春らんまんとウディガスリー
2010年03月05日(金)
散歩道にある草むらが、数ヶ月前はまるで地衣類のようだったのに、この頃は、汗をかいてるんじゃないかというような密生した草むらになっておる。緑がぴかぴかひかっておる。そこにぽつんとテントウムシがいたりする。タケがそれをむしゃむしゃ食べてたりする。荒れ地にも、すでにアレチライラックはさきみだれ、ハリセンボンは卵生花となって花ひらき、ジンコウザクラは満開をすぎ、アレチマンザニータも実をつけはじめ、カゲヒナタソウが咲き、トオミソウが咲きはじめ、アレチキュウリとアレチナスビが満開である。緑が、きらきら、きらきら、しておる。キノコがあっちにもこっちにも飛び出してきておる。木くずの斜面には、いったいにポルトベロがにょきにょきと出てはつぶれてしびておる。すべて、世は、ことも、なし。 ゆうべ夜中にふと「生活の柄」という歌をきき、これに似たウディガスリーの歌があったなと思い出してそれをきき(「ホーボーのララバイ」という)、そしたらきいたことのなかった「Grassy, grass, grass」というまじないみたいな歌にぶちあたり、震撼し、ずっと何時間もききっぱなしできいていた。H田にも、これ知ってるかさっきから驚いておるのだと送ったりした(知らん。なぜ驚く。と返信がきた)。一夜あけたら、その熱はさめていたのだ。
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