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ポニョをみてきた
2009年08月27日(木)
Ponyo(Gake no ue no Ponyo)というタイトルで公開されているのである。なんのこっちゃと思うが。安珍清姫と半魚人と地球終末もののミックスされた映画であり、楳図かずおの絵ならさぞと思われるような内容であり、話が破綻していることにかけてはバカボンドなみの名人芸なのであった(ほめている)。しかし楳図かずお(60年代の)のキャラではなく、めいちゃん(まことちゃん走りしている)が主人公なので、こわいというよりかわいいのであった。絵本のことを考えつめていてわからなくなるのは、おとなのつくったものを受け取って感じる子ども心というやつである。こんなに「こわい」のに「かわいい」と受け取る子ども心。よけいなものは知らなくてもいい子ども心。しかしつくるのはいろんなことを知ってるおとな心。その解決だ、ここにあるのは。スゴイと思う。いろんな情報ごっちゃにつめこんでしかもそういう情報ぶっちぎって捨てて、シンプルにつくって、とうぜんわけわからなくなっておとなからは批判されるかもしれないけど、少なくともおとなの何割かは裏の裏まで深読みすることにやぶさかではなく(それがアニメや漫画の読者の基本体質)子どもというのもじつはシンプルなだけじゃなく、ごちゃごちゃものを無意識に呑み込む能力があるからで、しかもおとなをひきつけないとおとなは子どもを映画館に連れて来ないからだ。しかしこの映画がアメリカのyahoo映画でA-の評価(すごくいい)、というのはよくわからない。 海のおとうさんはリーアム・ニーソン、海のおかあさんはケイト・ブランシェット、船員のおとうさんはマット・デイモン、あとは知らない人たちだけどおしてしるべしの人選であろう。
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