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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

若人

2009年07月10日(金)

カリフォルニアからトメの友人二人(MとR、姉弟である)が遠路はるばるやってきて一週間ばかり合流する。かれらはあたしらと同じく、日本で生まれて育ったけど、アメリカに来て、日本に帰るつもりはとうめんない日本人家庭の子どもたち、アメリカで生まれた子たちなので、トメと同じように「アメリカ人」の意識をもちつつ、日本文化にどっぷりつかって生きている。熊本には祖父母のいる関西からやってきた。
ついてすぐ長崎ちゃんぽん、それから家に荷物をおろして熊本の街へ出かけて、このくそ暑い中を3時間歩きまわり、さらに父の犬を連れて河原を一時間歩きまわり、ものすごい体力である。
夜は近所のK子高校一年が学校帰りの制服のまま立ち寄ったので、同世代で話しこみはじめ、そこにK子妹のR子も加わって、ただの冷麦が冷麦パーティーになって、夜遅くまで盛り上がっていた。みんなよく自分の意見をいうすっきりした子たちなので、会話が、どんなおとなの夕食パーティーよりもなめらかにすすみ、もりあがり、みていてたいへんさわやかでおもしろかった。あたしひとり、テーブルのはじっこで、まっかな熊本トマトやあまくとろける熊本赤なすや熊本豚の冷しゃぶで、熊本工場直送の(かどうかわかんないけど)プレミアムモルツを晩酌してたのであった。ばばくさー。

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