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母と父と小林まこと
2009年03月11日(水)
母は死ぬ気まんまんで、家族は逝かせる気まんまん。「早くお迎えが」とか「死んじゃったほうが」とか、としよりのファンタジーではなく、真剣に、言えるときは言っている(たいてい言えずに眠っている)。そばで父が、「そうだよ、早く死んじゃった方がいいとおれも思うよ」とまじめに受け答えしている。しかし医療と治療とは、べつの倫理で動いているみたい。 こないだM脇さんが仕事に行く前に突然うちに寄って、「青春少年マガジン1978〜1983」という小林まことのエッセイ漫画を貸してくれた。2008年12月発行のあたらしい漫画である。凄絶であった。あたしらはこんなに血みどろのものを、漫画と称して、気楽に読んでいたのかと思うとぞっとした。突然貸された漫画だからよけい凄まじさにうたれつつ読んだ。
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