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「へうげもの」
2009年01月26日(月)
きのう友人の子ども(5歳、男の子、ふたご)を公園に連れ出して遊んだのできょうは全身がみしみしいっておる。 鴎外はともかく、このごろ再々熟読しているのは「へうげもの」。 もともとうんちく漫画がすきだった。ナニワ金融道なんてなめるように読んだものだ。おかげでマチキンにすごくくわしくなった。のだめも、西洋洋菓子も、うんちくだ。バジル氏(ふるいが)も、キートンも、エロイカも、加治隆介も、柔道部も、スラダンも、うんちくといえばいえる。しかしこの「へうげもの」のうんちく度はどうだ。うんちくのためのうんちく、ザ・うんちく。その上賢治もかくやと思うほどのオノマトペが全開大。引用の技巧も。青木雄二ばりのそぼくな手描き風の絵なのに、信長や武将たちは劇画以上にかっこいいし。あとはこの戦国武将たちの奇矯なかっこ(それとこのモノに憑かれた人々の美意識も)がほんとなのかどうか、知りたい。とこないだいってたら、県美のT浜さんや市現美のT沢さんが口をそろえて、けっこうほんとらしいですよーーといった。すごい。「へうげもの」もすごいけど、ああいう文化も。
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