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生ニシンとヒューガルデン
2014年06月13日(金)
そういえば数年前の今頃ロッテルダムの詩祭に招待されて、一人で歩きまわったが(朗読もした)、あのとき路上で食べた生ニシンはウマかった。同じニシンでも、うちのつれあい(東欧系ユダヤ人)のソウルフードのニシンの酢漬けは、古漬けみたいにべっとり漬け込んであるのだが、そんな味じゃなかった。薄っすら塩が効いてて、おさしみそのままだった。あたしは青魚は嫌いなのだが、あれはウマかった。ニシンの酢漬けなんて食べようとも思ったことがないのだが、あれはウマかった。おさしみなのに、しょうゆがなくても、ほんとにウマかった。そういえば、詩祭の会場にHoegaardenが常備してあって、それもウマかった。そればかり飲んでいた。ロッテルダムの詩祭で供される食べ物は総じてとってもまずかったが、生ニシンとHoegaardenは忘れがたいから、食べ物のウマい詩祭だったともいえる(Hoegaardenはベルギー産だけど)。生のニシンはカリフォルニアでは手に入らないが、Hoegaardenは簡単に手に入る。そういえば、生ニシン食べながら、町がハロウィーンみたいなカボチャ色に染め上げられているのに気づいた。なんだと思ったら、ワールドカップだった。4年前だったのだ。
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