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NYについた
2014年05月28日(水)
深夜のNY。イーストヴィレッジというところの安ホテル。この近所でPoetry Projectという朗読会シリーズがあり、そこに呼ばれている。Poetry ProjectのあるSt.Marks 教会の住所と「ホテル」をgoogleに入力したら、最初に出てきたのがこのホテルだったというわけだ。しかし見るからに安ホテル。わかーい頃、前夫と旅行したパリの安ホテルなみの安ホテル。支払いは現金のみというので、あわててATMでお金をおろした。ネットも別料金。受付のおにいさんの声が小さくて3回くらい聞き直さなければわからないとこも、ほんとに安ホテルっぽかった。部屋は、迷路みたいに階段をのぼったりおりたりして行き着いた先で、火事でもあったらここが死に場と思いながら、案内のおにいさんについていった。部屋には机もない。バスタブもない。まんがいちと思ってシャンプーとリンスもってきといて正解だった。大きな鏡があって、すすけたラジエーターがある。窓には木枠と木の扉が嵌っている。雰囲気だけはある。何か起こりそうではある。外は荒天で、かみなりが鳴ったり風が吹いたりしている。周囲には24時間営業のベーグル屋とかがある。出迎えてくれたAは、名前からすると、太った髪の毛が肩まであるようなおばさんかと思っていたのだが(この人の熱意にほだされたのだが)小柄でやせた、14、5歳の男の子たちみたいなレズビアンカップルの一人だった。ちょー感じイイので、たちまち気を良くして、あしたがんばろうと思ったのであった。でも客の入りはわからないそうだ。英語使わない詩人も、Aが担当しはじめてからは初めてなんだそうだ。
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