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漢である ズンバとMの不在
2013年01月13日(日)
きょうのズンバはつまらなかった。いつものMでなく、Mの助手のCだった。CはMのクラスの最前列、よく見えるとこにいつもいて、クラスじゅう飛び回っているMのかわりに、振り付けをみんなに見せる役目なんかもつとめている。Mの振り付けはぜんぶ伝授されてある。感じはけっして悪くない。棒のような体の、背の高い二十代前半だ。クラス全体、いつものメンツで、いつもの振り付けで、いつものように動いていたが、熱狂がなかった。「熱狂」だ。いつもはそれでむんむんしておる。それは、Mの存在が生み出すのである。だから、いつもより手先は伸びなかったし、しゃがみかたも浅かったし、腰はまわらなかった。きえーひえーと声をかける大向こうも、きょうは静かだった。すべて、Mのリードで熱狂をつのらせていくうちに、火事場の馬鹿力みたいな瞬発力を一人一人が発揮して、腰を沈め、腰をまわし、雄叫びをあげるのである。で、気がついた。あたしはズンバに毎日いってるが、運動が主目的だったんじゃなく、Mの、それからJの、人心掌握術を見学にいってるようなものだ。腰を回すのが楽しいから行ってるんじゃなく、MやJにノセられて、腰を回させられるのが楽しくて行ってるのであった。
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