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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

雨と荒れ地とニコとペリカン

2012年06月05日(火)

きょうはズンバ行けた。雨ともいえないようなものが降っていた。降っていたともいえないようなものだ。しかし車を運転してると前の窓にこまかい滴がびっしりついた。つまり空から落ちてきたもので、それを日本語は「降る」という。ちくしょー妥協するか、てな感じで「降る」「降った」と使っておる。でもないよりゃましだ。荒れ地にはピンクセンブリが今をかぎりと咲きみだれている。この頃ニコだけ連れて、また荒れ地をほっつき歩き出した。タケはすっかりリタイアした。この間までは、それでもなんとかして連れ出そうと、タケ用階段買ったりして、車にのせて荒れ地やその向こうの芝生に連れて行ったが、もうそれもできなくなった。家の入り口の階段をのぼるのもよろけておる。だからタケにはないしょで、熟睡しているときを見計らって、さっと家を出る。ニコはいつもついてくるからいいんだが、問題はタケがけっこうめざとくついてこようとすることだ。そういうときには絶対置いてけぼりにしないで、また出直す。で、まんまと出られたときにはニコを連れて荒れ地にいき、芝生にいき、芝生で棒を投げて遊ぶ。やがてこれにルイが加わるのだなと思うと、うーーむ、おもしろい。こないだはそうやって歩いていたら、一台の車がききーっととまって「この犬をあなたに見せたい」と見知らぬおばさん(でもきっとあたしより年下)が顔を出し「パピヨンとマルチーズのミックスだ」と見せられたのが、パピヨンの耳としっぽを持ち、マルチーズの毛を持つ黒毛の小犬であった。海辺をペリカンの群れが行き来している。ペリカンの学校の季節になったようだ。きょうは車の整備にいったトヨタで(けっこう海のそば)ぼーっとしていたら、5分くらいの間に20羽の群れを二つ見た。ひとつは南へ向かった。直後にもう一つの群れが北へむかうのを見た。同じ群れが忘れ物をして取りにかえったんだろうとトメが言った。

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