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漫画の母性
2012年03月07日(水)
岩明均も井上雄彦も手塚治虫も、みーーんな「母性」が好きなんだなあと思うと、なんだかこう鼻白んでしまうのだが。これだけ読んどいて何をいうかと思うでしょ。そうなんですよ。男の子用の漫画ということでしかたないのかも。男の子たちはこういう母親観を持っているのかも。くすぐったいが、あたしには男の子がいないのでわからない。わからないと思うと、孤独である。母を、殺すとこから始まるのが「おはなし」というものだったんじゃないのか、と思っている、思うだけじゃなく実感しているのは、あたし自身が女の子で、娘しかいないからか。岩明均の「母性」は、少しゆがんでいるので、もたれずに済む。子どものころ手塚治虫より石森章太郎をこのんで読んでいたのは、この母性礼讃が石森になかったせいもあったと、今思い出した。石森には、おねえさん礼讃はあるけど、そんなのはへでもないし、安寿と厨子王みたいなもんかと思えばナットクできなくはない。
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