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タケとニコのお手伝い
2012年02月19日(日)
本があふれてどうしょうもなくなったので、IKEAに本棚を買いに行った。ついでに細かいもの、収納ボックスや密閉容器や。本棚キットは重たくてしかも大容量であった。それを四人がかりで運び入れていると、タケも出てきて手伝ってくれた(まわりをうろうろして、表情で参加する)。タケの参加はひさしぶりである。昔は、搬入だ引っ越しだというたびに、タケが、口にそこらの棒をくわえて、必死にものを運んでいくあたしたちのまわりを走り回ったものだ。「やってますよ」「ああいそがしい」といわんばかりの顔をしていた。本棚キットはトメが組み立ててくれた。こんどはタケは座ってみているだけであったが、ニコがさかんに手伝ってくれた。周りをうろうろし、手元をのぞきこみ、組み立て中の板の上に座り込み、大活躍であった。できあがった本棚を部屋に入れるためには、まずいろんなものをどかさねばならぬ。本は一様に四角いので扱いやすいのだが、衣類は、みんな黒っぽくて何がなんだかわからない上に、くたっとしていてきまった形がないのであった。とにかくそれを捨てながら片づけ、本棚を入れ、机の上の本の山をすべて本棚に収納し、隣の本棚も整理して、今必要な本は一望の下に見渡せるようにした。まわりでがちゃがちゃいろんなものを動かしていたのに、タケは頓着せずに、あたしの机の前の自分のベッドで寝ていたのである。本の山の下から、なくしたと思ったメガネがメガネケースに入って出てきた。
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