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父と電話と下痢
2011年11月16日(水)
このごろどーも父に電話するのが遅くなってしまい、なにしろ冬時間で調子がくるってるのと、夜は親鸞で口もききたくなくなっているのと、だぶるぱんち。その上、日本時間の朝10時〜12時には父は寝てるし、12時〜12時半くらいはおひる食べてるし、15時半〜16時半、もしかしたら17時半くらいまでヘルパーさんがきていて、ごはんたべてたりルイが吠えてたり(ぜんぜんしゃべれないほどうるさい)、かけるべき時間にも工夫がいるのである。で、向こうの18時ごろに電話するのがここ数日つづいている。しかしこっちは深夜の1時すぎで、根を詰めて仕事のまっさいちゅうで、疲れてはててるし、家じゅうねしずまってるからあんまり大きな声で話したくないし。ま、とにかく、ここんとこ、あんまり会話がなかった。電話は毎日するにはしてるが、ほんの5分くらいで、下痢してるとか便秘してるとかで会話はおわる。きょうも18時すぎになってしまったのだが、電話に出たときからたいへんきげんが悪く、「電話が聞こえないんだよ」と怒りだした。大声をはりあげてみても、聞こえないというので、かけ直してみたのだが、あまりかわらない。裏にはテレビの轟音(それはほんとうに轟音で、最大限にして一日じゅう)がひびいていて、あたしのほうも父の声が聞こえないので、テレビの音消してみて、とたのんだら、会話がつながらなくなった。電話の不具合ではなく、父のほうの問題で、あーとかうーとかへんな受け答えをしているので、聞こえてないし、聞く気もないというのがあきらかであった。その上きげんも悪いのであった。「下痢してトイレから出てきてパンツかえてるところだ、じゃーまた明日」というので、電話を切った。まー、こういうときに、むかつく気にも怒る気にもなれないし、後ろめたく思う気にもなれないでいる。彼はあたしをたよる。それもしかたがないと思う。しかしたよられても、できないことはできないのである。できることをしてあげたいと思うが、やはり限度があるなと思うのである。
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