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青森産フォアグラ
2004年05月31日(月)
熱海のパーティの目玉は青森産のフォアグラでした。特別シェフは匿名。ソムリエはもちろん大岡玲さん。フォアグラは前菜としてパテで、それにメインデッシュの肉料理にソティーしたました。フレッシュなフォアグラは甘みがそのまま香りとして感じられるので、口の中いっぱいが幸せになりました。こんなのを青森で作っていたんだ。貴腐ワインの藁の匂いも濃厚なフォアグラにぴったりで、麦秋のごちそうでした。
意外というのか、辻原登さんはお料理好きでした。餃子とジャージャー麺を作ってくださったのです。海老粉入り餃子というのは生の海老を使うよりも海老の特徴で出ていておいしかった。意外ではないけれども、見ていると不思議な感じがしたのは川上弘美さんでした。エッセイを読んでいると「きっと、お料理が上手な人だな」と感じるので、ぜんぜん意外ではありませんでした。でも、なんだか不思議な感じがしました。
というわけで相模湾を見下ろしながらたくさん食べたパーティでした。もともと台所を貸してくれる場所はないかと探し出した貸別荘です。本職の料理人やシェフたちも、こうした別荘を借りてお料理パーティを開いていることがあると、管理人さんが言っていました。
熱海貸別荘
2004年05月30日(日)
熱海の貸別荘で一晩遊んできました。辻原登さん、川上弘美さん、鈴木隆之さん、芽野裕城子さん、大岡玲さんなどなど、別荘借りきりでおしゃべりやらワインやらいろいろと楽しんできました。
貸別荘はどうやらバブル期に会社の保養所として建てられたもののようです。ネットで検索してみつけたのですが、今はそうした貸別荘や貸リゾートマンションなどがたくさんあるようです。
相模灘を望む高台でお天気もよく、夜になると曽我浦の夜景がきれいでした。谷渡りをするうぐいすの声がずっと聞こえていました。でもちょっと高台過ぎて入り口からとてつもない急傾斜の階段を登らなければならないのが難点。こんな別荘でしばらく過ごしたらすごいダイエットになるでしょう。
三枝和子
2004年05月29日(土)
お知らせページに掲げた「テーマで読み解く日本文学 現代女性作家の試み」は編集委員に加われと言われたときには、そんなことできるなかなと、半信半疑でした。当初の編集委員は大庭みな子さんを筆頭に 三枝和子さん、岩橋邦枝さん、津島佑子さん、道浦母都子さん、田邊園子さん、与那覇恵子さんでした。 この仕事ではやはり三枝和子さんの存在が大きかったと思います。大庭みな子さんが「はじめに」で書いていますが、もともとは三枝和子さんと大庭さんがお話していた企画です。
洗足池のほとりにある三枝さんのお宅に伺って編集委員会を開いたこともありました。原稿の入稿が最も早かったのも三枝さんでした。さっぱりとして朗らかな三枝さんでしたが、昨年の春、亡くなられました。
三枝さんが亡くなられたあと増田みず子さんに選考委員に加わっていただきました。数えてみますと足掛けで5年の仕事になりました。41人の筆者それぞれに思うところを書いてもらった本です。
昨日、見本の本が届いたのですが、三枝和子さんのにこやかなお顔と「あたし」という時のちょっとはにかんだような発音がまざまざと思い出されました。
鷺沢萌
2004年05月28日(金)
鷺沢萌(字が出なくてごめんなさい)さんが亡くなられたのを聞いたのは、新潮社「旅」の取材で京都に行っていた時のことでした。「旅」6月号では鷺沢さんが沖縄取材をしているので、京都で私と一緒にいた「旅」の秋山さんは驚いていました。
オークスの時のことです。堀江敏幸さんと東京競馬場最上階のベランダで芝のコースを眺めている時に、「あ、ここで鷺沢さんにあったな」と不意に思い出しました。思い出すというよりも招待者の中に鷺沢さんの顔を見つけて、「あ、鷺沢さんだ」と思うような感じでした。私は鷺沢さんがオークスに来ていたのをすっかり忘れていたので、意外な感じがして、つまりそのベランダで競馬新聞を見ている鷺沢さんがいるような気がしたということですが、ほんとうに遊びに来ていたかもしれないなと思っています。
京都から戻ってすぐに明治大学のリバティ・アカデミーの開校式で堀江さんと対談した時にも、控え室でちょっとだけ鷺沢さんの話をしました。
高橋洋子
2004年05月27日(木)
話はオークスに戻ってしまいますが、会場で高橋洋子さんにお会いしました。「雨が好き」という小説を書いたばかりの頃の高橋洋子さんとマンハッタンというカクテルを飲んだことがありました。たぶん高橋洋子さん、中野良子さん、二人の女優さんと鼎談をした帰りだったような気がします。これももう25年くらい昔の話ですが。高橋洋子さんが出演していた「旅の終わり」という映画をもう一度見てみたいなあ。
しかし、女優さんというのは、ほんとうに変わらないなあ。容姿が大事な商売とは言え、感心をとおりこして感嘆します。
高橋洋子さんとしたのがワープロの話。高橋さんは今もワープロを使っているのだそうです。ワープロはもう貴重品で壊れると買い換えることができないので大事に大事に使っているとのことでした。 ワープロのいいところはプリンターが内臓されていたしかも持ち運べるところです。ワープロが主流であったころには、シンポジウムの会場にもポータブルのワープロを持ち込んでその場で文章を作って配布したりしていました。あれは便利だったと二人でうなずいてしまいました。万年筆を使っている私は、万年筆がなくなる心配はないのですが、ワープロはほんとうになくなりそうです。
浅野温子
2004年05月26日(水)
浅野温子さんとは以前、お酒を飲んだり、長電話をしたりしていた頃がありました。ふたりとも結婚前だけど。だからずいぶん前です。 浅野温子が古事記を読みながら神社を巡るという記事を見つけたのは昨年だったかな?最初は伊勢神宮でぜひ行ってみたかったのですが、スケジュールが合いませんでした。 5月24日(月曜日)は静岡の三島大社での朗読会でした。締め切り真っ最中なので、車で三島まで行ってトンボ帰りをしました。 神社の舞殿をつかって大国主命とスセリ姫の結婚の物語、大国主命があちらこちらに妃を持つためにスセリ姫の悩みの物語をいずれも迫力のある声で読んで聞かせてくれました。 浅野温子さんって昔とぜんぜん変わらない。でも声には深みが出て、もともとドスの利いたところがあったけれど、この頃、重いほうにも、軽いほうにも磨きがかかってきたみたい。
朗読は19時からで、夜の三島大社は清浄な感じのする夜気が満ちていてとても気持ちが良かった。賑やかなお祭りの時とは一味違う神社でした。
オークス
2004年05月24日(月)
スタッフルームでながしろばんりさんが「お寒うございます」なんて初冬の頃みたいなとぼけた挨拶をしていますが、ここのところ暑かったので、昨日はことさら寒く感じられました。
中央競馬会のご好意でオークスに招待してもらいました。牝馬のレースです。東京競馬場のスタンド最上階に上げてもらえるのはこの日ばかりなので、喜び勇んで行ってきました。堀江敏幸さんといっしょ。内緒で(締め切りが迫っているから)っておしゃっていましたが、新潮社の中瀬さんがいたので、ばれちゃいました。ベランダに出て競馬場を見渡していたのですが、やはり寒かった。まあ、予想が的中していれば、どうと言うことのない寒さですが、残念なことにはずればかり。
この季節ターフの芝が伸びているので電光掲示板の表示は「やや重」の馬場状態でも、実際にはかなり重く、馬の足に露を含んだ芝が絡みつくのだと、中央競馬会の人が教えてくれました。一番人気のダンスインザムードは姿の綺麗な馬なので、こういう馬場の悪い日はあまり気持ちよく走れなかったのかもしれません。ほっそりと伸びた首がすてきな馬でした。
国語教科書
2004年05月23日(日)
昨日、書いた国語教科書は筑摩書房の「展望 現代文」です。エッセイ集「風のことば、海の記憶」のなかに収められている「帽子とパンツ」という随筆が収録になっています。「風のことば、海の記憶」は以下のアドレスでダウンロードすることができます。
http://www.papy.co.jp/act/list/auth/b/dl/70/1/type-s/
パソコン
2004年05月22日(土)
パソコンを使っていて時々思うことですが、この機械は一緒に使ってくれる人がいると覚えやすいです。 なにしろ、これまでの道具ではできないことが出来てしまうわけですから。
人がやっているのを見て、ナニナニそんなこともできるのかとびっくりすることもあります。まあ機械に強い人にはなんということもないのでしょうが。
ホームページのアドレスを貼り付けコピーできるなんてワザも私には驚きでした。発送のなかにそういう事がないので、人がやっているのをみて初めて覚えるという具合です。
以下のアドレスは来年度から高等学校で使われる筑摩書房の国語教科書が掲載されているホームページの アドレスです。私が以前書いた随筆が採用になっています。
http://www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho2004/k_ten_gendai.html
大ショック
2004年05月19日(水)
今年の一月から書いてきた「忙日閑日」のタイトルを「豆の葉」に変えました。
その作業中のことですが、どうも過去ログを全部消してしまったらしいのです。わあぁぁ、ながしろばんりさん、大ショックだよ。ながしろさん、あとでスタッフルームにいらっしゃい。
スタッフルームは「豆の花」になりました。スタッフルームに遊びに来てください。入室には鍵(キーワード)が必要です。鍵の欲しい方はメールで御連絡ください。
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