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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

ユン・サジン先生

2010年02月10日(水)

 韓国の日本文学研究者のユン・サジン先生に久しぶりにお目にかかりました。この度は、御研究と調査で日本にご滞在とのこと。ソウルは氷点下16度などという日もあり気温が終日0度以上にならないことも、この冬は珍しくないとのことでした。ソウル市内を流れる漢江は、市内で凍っているのはももちろん、河口の仁川あたりも凍っているとのことでした。いや、寒そうだけど、一度、凍りついたソウルや漢江も見てみたいものです。ユン先生と御話をしながら、昔は東京湾に氷が張る日もあったことを思い出しました。

 「東京は暑い!」とおしゃるのももっともです。確かに昨日などは最高気温が20度まで上がったのですから「暑い」と言ってもいいでしょう。東京でも、寒い冬は久しぶりですが、ソウルの寒さは桁が違うようです。韓国の大学は冬休みが長いのだそうです。12月半ばには冬休みになり、2月いっぱいは冬休み。3月にはもう新学期が始まるとのことでしたので、ユン先生の冬休みももうすぐ終わりというところでしょうか。

 日本で連翹と呼ぶケナリの黄色い花をソウルの人々が喜ぶのも、もっともなことです。そういう私はこの週末は山形へ雪を見に行こうと計画しています。それに山形交響楽団のモーツアルトも楽しみのひとつ。

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