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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

落合簗

2008年08月08日(金)

 渋川の駅からすぐ近くにある落合簗に行ってきました。前日、夜半から未明にかけて、もうすごい雷雨がありました。5時間近く雷鳴が轟いていました。で、泊まっていたホテルの部屋が紫に染まるほどの稲光と同時に、どしんという音。あとで泊まっていた建物に落雷があったことがわかりました。それにもかかわらず、ひたすら眠っていた私は、部屋が紫に染まったのも「夢の中」の出来事のひとつのようで、これで火事でも出ていたら、と思うと「冷や汗」ものでした。そういうわけで簗がある利根川には、茶色い濁流が渦巻いていました。

 濁流渦巻く利根川からの川風は心地よく、川の向こうには榛名山の姿がくっきりと見えました。いつも、あとから、あ、失敗したと気が付くのですけど、今回も写真を撮り忘れました。携帯を持っていたのに。なんだか見とれてしまうとカメラを出すのをすっかり忘れてしまいます。

 炭火でかりかりに焼いた鮎と、一匹丸ごとフライにした鮎それに鮎のコク(輪切りにした鮎の入った味噌汁)を食べました。新発見は細切りにしたナス。汁に浮かんだ実が、最初はちょっと煮えすぎた葱か何かのように見えて(かなり左目の曇りが響いていますが)「なんだろ?」と口に入れるとナスだったので、思わず手を打ってしまいました。ナスも細切りにすると、魅力的な吸い口になるのだと解りました。

 ともだちと鮎を食べに行こうと約束しているのですけど、なかなか、お互いの時間の折り合いがつきません。お先にいただいちゃいました。

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