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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

今年の文学フリマは

2007年11月12日(月)

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 今年の文学フリマはなんとなく同窓会? ノリだったかな。6回目ということで、なれているともいえるし、雨降りだったから、お客さんの出足が少々悪かった感じもしました。

 「法政文芸」の向かい側のブースは日芸で私のゼミにいたイックさんやタダさんのグループ。モヒカン刈りで緑色の髪の毛をしていたコショネちゃんやコイケアイコさんの学年の卒業生だから、と数えてみると学校を卒業して、もう何年たっているんだろう? だんだん解らなくなってきた。

 二階の早稲田文学のブースを覗いてみる。「おたあジュリア異聞」のアシスタントをしてもらっているパクさんがいるかな? と尋ねてみたのだけれども「今日は来ません」という返事だった。それから、長島有さんとちょっと話をして、「木曜日」や「銀座線」の皆さんともご挨拶。あとマニエリストQさんのところにも行く。そうそう、図書新聞画廊の朗読会でファゴットを吹いてくれた氷月そらさんに久しぶりでお会いしました。

「法政文芸」のブースはマスズミ君、いつも黙っているハセガワ君、スズキカスミさん、ハラダさん、キシダ君が手伝いに来てくれて、豆蔵さんも応援に。あと、ハセガワモエさんが独自にブースを出していて、そちらにも「耕治粉」(これでコージーコーナー)を置いてもらいました。マスズミ君は今回、三冊の冊子の編集にかかわっていて、かなりはりきってました。で、早速、本の帯を会場で制作。ハラダさんは「敷布はないのですか?」と質問して、なぜか「シキフ」の一言が古めかしく聞こえたみたいで大受け。

 会場の設営が済んだところで、マスズミ君、いつも黙っている長谷川君は例によって会場を探検に。めぼしをつけていた同人誌を買ってきました。いつも黙っている長谷川君は高校生の時から文学フリマに来ているということでした。第一回から知っているのは、いつも黙っている長谷川君だけ。
 フリマそのものを楽しでいたのはスズキカスミさんとハラダさん。がちゃがちゃに入っている豆本をみつけてきたり、ピンク色のトレッシングペーパーがかかった「百合の寝台」という冊子をもらってきて「これ、おもしろい!」と作者の柳川麻衣さんの「胡蝶」を買ってきたりとか、いろいろ。

 目を引くのは、本の作りに手をかけているものでした。レコード(この言葉も古くなっちゃったけど)を買う時に、中身を聞くわけには行かないので、ジャケットの雰囲気で買うのをジャケ買いと言いましたけど、本もやっぱり最初に目を引くのは、本の作り(造本)と表紙のデザイン。つまり両方あわせて、装丁ということになります。冊子といえども、それは同じでした。で、いくつかのブースでどんな機材やソフトで冊子を作ったかを聞いてみたりしました。この話はまた後日。

(ぼやき 締切りだぁとか忙しいと口に出して言うとなぜか原稿が書けなくなってしまいます。だから私にとってこれは禁句なんだけど。伊藤さんは「締切り! 締切り!」って言うのは大丈夫みたいだから不思議!!)

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