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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

火山、地震に津波それから台風

2004年09月06日(月)

 昨夜の紀伊半島の二度目の地震では、気象庁がこれまでにない経験としてやや困惑していたことが新聞に出ています。

 最初の地震ですが、私の家では7時のNHKニュースを見ていました。テレビ画面に地震があったことを告げる速報が出るほうが先で、それからゆっくりと建物が揺れだしました。電波で情報が伝わる早さのほうが、地面を伝わってくる振動よりも早いのはあたりまえかもいしれません。しかし地震情報のあとを追いかけるような、ゆっくりした揺れに、あらためて地面というものも生きて動いているのだなあと感じさせられました。地球のプレートというのはこんなものだよとからかわれているような最初の地震でした。

 二度目の地震は最初の地震よりの小さな揺れがしばらく続きそれから大きな横揺れに変わりました。おおきな横揺れに変わるまでの時間が最初の地震より長かったようです。身体で感じる揺れの程度は最初と同じくらいでした。居間に行ってテレビを見るとNHKのアナウサーは最初の地震の時よりもあきらかに緊張していました。

 浅間山が爆発したのは先週ですが、今週はこれから大型の台風の襲来も予想されているところに地震で気象庁はさぞかし大忙しだろうと思います。幸い、浅間山の噴火も地震もさしたる被害はでませんでしたが、日本列島の災害の見本市をやられているような感じです。まさか地球が防災訓練に協力しているなんてことはないでしょうが。

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