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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

大寒波に新型インフルエンザと耐震構造偽造

2005年12月21日(水)

 寒いです。東京以外でも寒いところが多いようですが、今夜からまたいちだんと冷え込むという予想です。雪を見に行きたくて仕方がありませんが、雪国の人は見物どころの騒ぎではないでしょう。バブルが始まる前の冬もすごく寒かったのを覚えています。で、株式市場は景気回復の様相をはっきり示し始めていると伝えられています。しかし、大寒波とついでに新型インフルエンザが爆発的にはやるのは時間の問題なんて聞くと、景気が良くても命あってのものだねだからなあって気になります。

 で、耐震構造偽造事件ですが、私にはどうしてもなぜ偽造書類を作って検査まで通したのか、理解できません。たぶん「犯罪」ではなくて「通常業務」としてそうしたことをしていたのではないでしょうか?「犯罪」の自覚があったら、そんな証拠が残るようなことはきっとしないでしょう。で、その「通常業務」で日本中にどのくらい崩れやすい建物が建っているのでしょうか?それを考えるとなんだか空恐ろしい気がします。
 住宅政策と都市政策の貧困が生んだ恐怖と言っていいのではないでしょうか?

 バブル経済到来前の大寒波の時の景色景観に比べて現在は日本全国で景色が醜くなったなあと感じることしきりです。それにしてもいのちあってのものだね!昨晩から風邪を引いてぜいぜいやっています。だから頭の中はちょっとばらばら。

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