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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

秋葉原の文学フリマ

2005年11月21日(月)

 土曜日に恒例の日大院生の諸君とフィールドワークに行ってきました。夏休みに挙行の予定だったのですが、台風の接近で延期になってました。今回は日が短くなっているので皇居周辺を街並みの変化に注意しながら歩きました。

 で、聖橋の上から秋葉原を眺めてみると、煌々とした巨大ビルが三っつも見えました。明るいビルで、すっきりとした色合いの光です。電気街のネオンサインで色とりどりに輝いていた昔とは違います。神田明神の境内からも秋葉原の巨大ビルを眺めることができました。

 以前、文学フリマの事務局長の望月君に秋葉原を案内してもらったことがありました。やはり日大のフィールドワークでしたが、考えてみるとあれが古い秋葉原の見納めでした。戦後の街。秋葉原はそう行ってもいいと思います。津島佑子さんの話だと昭和20年代はまだ野原だったということです。東京の東側にはところどころに火伏せのための野原があったのです。そこに電気屋さんができてあれよあれよというまに大きな電気街に育ったのは昭和30年代だったとのことでした。

 秋葉原の再開発は渋谷のビットバレーよりも実際的な要求に沿っているように見えます。で、日曜日にその秋葉原の中小企業振興会館で行われた文学フリマに行ってきました。出店者です。一言で言って想像以上の賑わいでした。なにしろ、開場前の行列が凄かった。詳しくはトピックスで。豆蔵さんがフリマの様子を写真にとってくれているはずです。

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