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小さいのが来た来た来た。
2005年10月03日(月)
家の近所の熊野神社のお祭りがありました。我が家のマンションの前庭が子どもみこしの休憩所になっています。先頭はお囃子を載せた軽トラック、次は太鼓を乗せたリヤカーで、これに綱をつけて引いています。最後は小さいけれど立派なお神輿。
最初に軽トラックが賑やかなお囃子を奏でながら敷地に入ってきました。それからややしばらくして、太鼓の乗ったリヤカーの一団。さらにこども神輿が来たときはさあ、たいへん。ジュースをお菓子を配るテーブルに、お祭りのハッピを着た小さな子どもたちが、来る、来る来る。もう押し寄せるという感じです。2歳くらいの子から5歳くらいの子まで。ほんとどんどん押し寄せてきます。
「並んでください」とか「順番に」なんて言葉は通じない年齢の子たちで、目の色が変わっています。人間の狩猟本能はこんな小さな子の心にも勢い良く燃えることがあるんだなあと、押し寄せる身長70センチの軍勢にしばし呆然としている間にも、おててが次々と伸びて「お菓子ちょうだい」ともうてんやわんや。それにしても小さい人のエネルギーはすごいものでした。
うちのマンションでは子どもの数が減っているのですが、周辺には新築のマンションが増えて次々と子どもが生まれているみたいです。ここでは少子化なんていったいどこの国の話かという感じです。お神輿を担ぐのも押し合いへし合いで、おしくらまんじゅう状態でした。嵐のように押し寄せてきた一団はのどかのお囃子の音とともに、次の休憩所へ出発してゆきました。
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