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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

尾道のナイフ

2005年08月31日(水)

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 ホリエモンが立候補したので、テレビにたびたび尾道の駅前が映し出されます。このナイフはその駅から東の方向に延びる商店街で見つけました。どうもナイフだのはさみだの、飛行機に乗せてもらえないものばかり見つけ出しては買っているような気がします。
 そのうちに新幹線も手荷物監査なしでは乗れないなんてことにならないようにしてもらいたいものです。

 ナイフを作ったのは山崎清春商店で、もともとは軍刀を打っていたとのことでした。尾道のともだちに聞いたら、昔は店先に折れた刀が突き刺してあって、これを包丁にしますと書いてものが張り出されていたそうです。手荷物検査どころか、道端に刀がさしてあっても無事という時代があったのですね。

 柄には漆で装飾が施されています。買ったばかりの時にはこわいほどの切れ味でした。乱暴に使って、ちょっとなまくらになってくらいのほうが安心して使えます。
 尾道の商店街のすぐ南側は海で、海の対岸には造船所
の起重機が並んでいる瀬戸内海の町です。

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