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靖国神社参拝と郵政民営化
2005年04月24日(日)
小泉政権のアキレス腱は、外交政策にあるようですが、ここまではなんとか切り抜けてきました。これまで郵政民営化と靖国神社参拝を結びつけて考えたことはなかったのですが、ここへ来て「ああ、なるほど」と思うようになりました。
郵政民営化をするために、どうしても国内の保守派の心情を掴んでおく必要があったのでしょう。その象徴が小泉首相の靖国参拝であったというふうに見えてきました。新聞では郵政民営化は骨抜き法案だと書かれていますし、先週、東京新聞の政治部の記者とお話した時も、ともかく反対したというジェスチャーをとる必要が議員にはあるんだという話でした。裏を返せば本気で反対する気はないということになります。
しかし、どうもそういう政治部記者の見方にうなずけないところもあるのです。確かに民営化法案は骨抜きですが、骨なんかなくたって、直截に言えば郵政縮小解体法案です。二年前の公社化が民営化で、今度は縮小解体の法案だということは、郵政関係の職場で働いている人には直感的に理解できているのではないでしょうか?だとすればけっこう本気で反対する可能性もまったくないわけではないでしょう。
私自身は郵政縮小解体は止む終えないと考えています。大きなお金の流れを公共投資型から民間投資型に変えなければ、日本はやってゆけないところまで発展してきたからです。ここの理屈がどのくらいの国民的コンセンサスを得ているのか、新聞やテレビ報道だけではよく解らないところがありますが、しだいしだいに理解はされてきているのではないでしょうか?
バンドンの日中の首脳会談は対話の再開と促進という結論で終わりました。どちらの首脳も相手を追い詰めなずに振り出しに戻るという形に収まったというところです。いずれの国も国内に解決しなければならない事柄が進行形で存在していることをひしひしと感じさせる会談だったのではないでしょうか。
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