|
|
|
|
|
|
マイナンバーカードと図書館利用カード
2016年11月13日(日)
総務省はマイナンバーカード普及のために図書館利用カードへの転用を認める方針。よほどマイナンバーカードの普及が進まないらしい。図書館利用カードへ転用すれば「思想信条の自由」が侵害される可能性が大きくなる。心の内で何を考えるかの秘密が守られない可能性も生じる。ダメでしょ。これ。
マイナンバーカードをポイントカードと兼用させるという案もまだやっていた。ポイントカードはお客さんに定着してもらうためのサービスなんだから店名が入ってなければ無意味。それが進まないから、こんどは図書館利用カードに目をつけた。ポイントカード兼用よりももっと危険な兼用だ。
図書館は70年代を境に変容している。それまでの人文主義、教養主義、権威主義的な蔵書構成から情報重視、利用者尊重、商業主義的な蔵書構成へと変わってきている。そういう図書館がマイナンバーカードと図書館利用カードの兼用を拒否できるかどうか、たいへん心もとない状況に陥っている。
「マイナンバーカード兼図書館利用カード兼TSUTAYAカードでポイントがいっぱいたまるよキャンペーン」なんてことが始らないとも限らない。こういうのを杞憂と言うのだけど、杞憂がリアルになるまで、あと数歩でしかなさそう。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111000552&g=soc
↓前の日記
/ 次の日記↑
|
|
|
|
|
|
|
|
|