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日御碕
2012年09月17日(月)
出雲へはゼミの合宿に付き合いました。今年は休暇中ですが、合宿はちょうど日程があったので、出雲の後半だけおつきあい。昨年、伊勢神宮でしたから、出雲へも行ってみたかったのです。
というわけで出雲大社でゼミ生諸君と合流。例によって、各自、現地集合というやり方で、聞いてみれば、利用した交通機関もばらばら。飛行機で出雲空港へ降りたのは私だけでしたが。翌日もまた、それぞれに帰って行きました。私が「韓竈神社に行ってみたい」と言うと、何人かが同行を申し出てくれました。が、その先が困ったです。日御碕に行きたいという人と、玉造温泉へ行きたいという人がいて、方向が正反対。ああ、どうしようと思いながらもせっかく出雲へ来たのだから、どっちかを選ぶのもつまらない気がして、とうとう、両方行くことにしました。
この日はへんなお天気。あっちこっちで大雨が降っていた様子で、電車は雨のために遅れが出ていました。空も曇り模様。幸いなことに、大雨には遭遇せず、雨をよけながら移動できました。大社湾を囲む山の上にはたくさんの風力発電の風車が並んでいました。
日御碕でお昼。「雲丹は嫌いだ」という学生にむりやり雲丹を食べさせるという暴挙。それから韓竈神社へ。延喜式に乗っている製鉄の神様ということで興味を持ちましたが、行ってみると、なんと山道から急な石段の上り坂で、最後は幅45センチの岩の割れ目を通って小さなお社の前へ出るという神社でした。なんでも秘密のパワースポットとテレビで紹介されてから、お参りする人が増えたとのことで、この日も若い人のグループがいました。携帯の電波が通じない山の中。45センチの岩の割れ目にもし挟まったらたいへんなことに!学生諸君が同行してくれたのが、たいへんありがたく感じられる神社でした。挟まらなくってほんとに良かったと、本気で思いました。ネットで調べたら肥満の人は参拝不可能だと書いてありました。
古代の神社は、たいてい、たいへん住良さそうな場所にあります。沖縄の御嶽も、心地良い風の吹く場所です。韓竈神社はその名前が延喜式に乗っているそうですが、場所は解らず、今の場所は江戸時代になってできた様子なので、山伏のような、山岳信仰の考えで盛んになってから鎮座したのかなと考えながら、山道を下りてきました。
最期に玉造温泉へ。日帰り温泉でひろ風呂浴びたら、もう電車に乗るにはぎりぎりの時間。なんらか泊まりたくなっちゃいました。玉造温泉に。で、学生諸君を駅まで送って「じゃあね」とばかりに、私だけ玉造温泉に一泊しました。これも17年ぶりです。前に泊まった時は柳美里さんと一緒のお部屋でした。
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