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12月2日の日経新聞
2014年12月03日(水)
ニュースじゃないけど、衆議院選挙告示の日の日経新聞、考えさせられたから、ちょっとぶつぶつ。トップニュースは日本記者クラブでの党首討論。気になったのは「日経平均が年初来高値 原油安で」の記事の下に「日本国債格下げ ムーディーズ」の記事があったこと。 まず株価が年初来の高値をつけたことについて。3面に「原油安、円安・株価高を演出」とある。この記事の「、」と「・」の違いは大きい。原油安は政府によるものではないが、円安・株高は「演出」だと。「投資マネードル買いに動く 相場に不安定感も」のサブタイトル。なにより目を引いたのは衆議院選挙の告示日に為替相場、株式相場を「演出」と報じたこと。経済新聞が株価の値上がりを喜んでいない。「、」と「・」の使いわけで、現在の相場の危険を告げていること。 次に日本国債がムーディズの格付け引き下げのニュース。「増税先送りに警鐘」として2面に詳報がある。日本国債は Aa3 → A1 に格下げ。これでAa3の国は中国、韓国、台湾となる。つまりアジアの新興国の国々から日本は滑り落ちたかっこうになっている。5面では「日韓、「政冷」下で連携探る」とあり、朴大統領と日本の経団連会長の会談を報じながら、日韓の貿易縮小を報じる。2012年2013年と日韓貿易は大幅に縮小。安倍内閣の外交姿勢が貿易縮小の大きな原因であることは間違いない。 2000年代初めにはムディーズの格下げは大きく報道されたのだけど。福島第一原発事故による放射能漏れと同じで「慣れっこ」になったのか「政府に遠慮している」のか、小さくしか報道されない。が、選挙の告示日に日本国債格付けの引き下げが公表された意味は大きい。 誰かアジア経済や対アジア貿易を研究している日本人の経済学者はいないかしら。探しているので、どなたかよい方を知っていたら教えてください。
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